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萩


ペアソンさんの陶板のこと
2004/4/11



写真

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  常茂恵では館内に、萩を代表する何人かの萩焼き作家の作品を飾っている。中でも数多いのは、スウェーデン人の萩焼き作家ベアティル・ペアソン氏の作品である。
 1940年生まれのペアソン氏は、ロイヤル・コペンハーゲンで絵付けをされたこともあり、1977年萩・南明寺に開窯され、萩焼き作家として活躍されている。繊細で、日本人の心をもった素敵な方で、もうすっかり萩人となられている。
 常茂恵に飾られている作品は全部で37点、全て26センチ四方の陶板で、平成元年、現在の建物を建てる際、特別に制作していただいたものである。ペアソン氏は、主に、山野草などやさしい花をやきものに描かれている。華やかさはないけれど、ひそやかで清楚で可憐な感じが、観る人の心をほっとさせてくれるのである。州浜草、葛、片栗、キキョウ、リンドウ、ハギ、薊、おもだか、鉄線などのやさしさ溢れる花、花が、そこここを、ふわっと、温かかくしてくれている。
 特に、貴賓室「花王」の陶板は、ペアソン氏にも特別の想いのある作品で、描かれた花の名前は「イワシャジン」である。イワシャジンとは、関東地方西部と中部地方に分布するキキョウ科ツリガネニンジン属、太い根茎を持ち、その一部は漢方薬の沙参として利用されるためこの名前がついた植物である。
 「花王」は、昭和天皇ゆかりの部屋であり、昭和天皇お好みの花ということで、ペアソン氏が、この花を選び、風にそよぐ釣り鐘形のかわいい花イワシャジンの姿を、常茂恵に咲かせてくださったのである。