大島、新島、三宅島、八丈島。う~ん?伊豆七島って??とあなたも思ったのでは?
伊豆七島は東京から近い順に、大島、利島、新島、神津島、御蔵島、三宅島、八丈島となります。
「えっ、ちょっと待って式根島は?」
そうです。実は式根島は新島の行政に組み込まれているため、新島の一部なのです。
このページはあまり知られていない式根島についての豆知識を得ていただき
一度式根にお越しいただきたいという下心盛りだくさんのページです。
式根島ができたのは今から1万6千年前。地質は流紋岩で面積は3.7平方キロメートルです。 外周はおよそ12キロメートルですから歩いて周ることも可能な小さな島。 一番高いところは神引山で標高99メートル。東京からの距離は南に約160キロメートルです。 島はたくさんの緑に囲まれており、リアス式の海岸には多種多様の魚介類がいます。

式根島に人が住み始めたのは紀元前6500年ごろ(縄文時代の中期)とされています。というのも、吹之江遺跡(ヘリポート)、石白川遺跡などからその時代の遺物が大量に発掘されたからです。考古学的調査からこの時代、式根島に住んでいた縄文人は本州からではなく、南方諸島から来た人々ではないかという説もあります。
中世に時代を移すと、残念ながら遺物は未だごく少数ですが、変わりに日本書紀などの書物によって伊豆の島々が姿を表します。それは、皇族、貴人などが流刑にされたところとしての、また治める領土であったとの記述です。式根島に限定するならば、平家の落ち武者の怪猫退治の伝説があるのみです。
さらに江戸時代に時代を進めるとそこは無人島であったとの記述が出てきます。恐らく、平安時代の神津島天上山噴火、新島向山噴火の影響によって人跡が途絶えたものと思われます。
江戸時代の伊豆諸島は幕府の直轄領でその代官によって行政が行われていました。この時代になると現存する書物も豊富で、島の統治系統、課せられた年貢など当時の様子を詳細に知ることが出来ます。そのころ、式根島には定住者はおらず、流人を新島、八丈島に運ぶ際の仮泊港として、あるいは年貢の塩を臨時に精製する場所、また湯治場、漁場であったようです。仮泊港としては江戸時代前の関が原の合戦の後、敗将宇喜田秀家が八丈島に流刑にされた際、泊港で風待ちをしたとの言い伝えも残っています。
明治維新後、伊豆諸島の行政管轄は、韮山県、足利県、静岡県と目まぐるしく変わります。このころも式根島に定住者はおらず、どこの持島であるかも定かではありませんでした。しかし、新島住民にとっては魚介類や野草など生活の糧を得るための貴重な場所。そこで、式根島分の納税を約束する変わりに式根島の帰属を認めてほしいとの願書が静岡県宛に提出されます。紆余曲折の後、式根島の開拓を条件に新島への帰属が認められます。そしてついに式根島への入植、開発が始まります。それは1887年、伊豆諸島が静岡県から東京都へ移管後のことでした。
式根島は開島から百年そこそこの島ですが、古の人々の生活の匂いを自然の中にかすかに残した島といえるかもしれません。
平均気温:17.7度
平均最低気温:8度
平均最高気温:28.8度
式根島は黒潮の流れに包まれているため温暖で、冬の気温は東京に比べ5~7度も高く、夏涼しく、冬は暖かい。
式根島には3ヶ所の露天温泉と1ヵ所屋内温泉があり、計4ヶ所で入浴できます。
【地鉈温泉・足付温泉】
古くから親しまれている天然露天温泉。海水が直接混ざり合って湯加減されるため入れる時間帯は潮の干満で左右される。
【松が下雅湯】
地鉈温泉の源泉を引き込んで、潮の干満に関係なく24時間入れるようにした露天温泉。
【憩の家】
雅湯と同様、地鉈温泉の源泉を利用した屋内施設。
石白川海水浴場、中の浦海水浴場、大浦海水浴場、泊海水浴場の4ヶ所の海水浴場があります。どの海岸も湾になっており、海が穏やかなため家族づれも安心して海水浴が楽しめます。またシュノーケリングでコバルトスズメ、キンギョハナダイ、チョウチョウウオ、カゴガキダイなど熱帯魚や海の生物を観賞することもできます。
※いつから泳げるの?
天候にもよりますが、水遊び程度ならゴールデンウィークから、本格的な海水浴は梅雨明け後が目安です。

【野鳥】
シジュウカラ、クロサギ、ミミズク、キジ、モズ、タカ、アマツバメ、アカコッコ、ウミネコ、スズメ、メジロ、ハシブトカラスなどの57種類。
【魚類】
メダイ、ムツ、キンメ、タカベ、アカイカ、マダイ、カツオ、シマアジ、カジキ、イセエビなどの173種類。
【貝類】
タカラガイ、トコブシ、アワビ、サザエなどの200種類。
【植物】
イヌマキ、ナギ、クロマツ、ヤマモモ、スジダイ(シイノキ)、トベラ、モチノキ、ツバキ、タラノキ、オオシマツツジ、アケビ、ヒメユズリハ、サクユリ、ハマユウ、ヨモギ、イソギク、ツワブキ、オオウラギキョウ、アシタバ、スベリヒユ、ハナズルソウ、ハマゴウ、アカメガシワ、グミ、ガクアジサイ、シマホタルブクロ、ツリガネニンジンなどの330種類。

【水】
古来より離島、とりわけ小さい島々にとって水の確保は生活上最も大きな問題でした。「神津島の神々」という伝説の中で伊豆七島の中で3番目に水に恵まれていると記されている新島も例外ではなく、ジェット式の自給水道化が進んだ昭和初期にようやく安定供給のめどが立ちました。式根島にいたっては、井戸あるいは屋根水(雨水)で生活用水をかろうじて確保するという状況が長らく続きました。昭和45年に一日に清水200トンつくる脱塩交換装置を用いた簡易水道が設置され、水との戦いに終止符が打たれるかと思いましたが、式根島の地下水は絶対量が少なく、夏の観光シーズンにはすぐに水が底をつくという状況でした。式根島としては当然、他の水源を求めるしかなく、新島からの海底送水を願います。水不足への不安から新島の住民からの反対が少なからずありましたが、ついに昭和51年、新島からの海底送水施設が完成し、今日の安定供給にいたっています。
【電力】
新島に電気が普及したのは大正12年、火力発電です。その後、戦後の経済の復興にあわせ設備を増設し安定供給を守ってきました。しかし、式根島は電力問題の解消が遅く、昭和29年式根島漁業協同組合の施設運営によってようやく発電が開始されました。時代を追って電力需要が増すと、東京電力へ施設運営を移行し、昭和61年からは新島からの全日送電が開始されました。新島、式根島は本州より海を挟んだ遠隔地にあるため、将来的により安定した電力の確保を図るための風力、波力、太陽発電など自然を活用し、環境に配慮した独自のローカルエネルギーを開発することが迫られています。

島の方言の代表的なものをアイウエオ順に並べてみました。
・アニー(成年男子) ・アマミ(ゴキブリ)
・イシ(君、あなた) ・イキヨー(さようなら-自分がその場にとどまって見送る場合) ・イロヨー(さようなら-自分がその場から去っていく場合) ・インジー(おじいさん)
・ウンマ(お母さん) ・ウンバア(おばあさん) ・ウッチャッチャイ(捨ててしまえ)
・オイ(私) ・オジイ(大人男子) ・オンバア(大人女子) ・オジイボー(いつまでも結婚しない男子)
・カア(女房) ・カジミンゴ(かくれんぼ)
・クニ(本州、都会)
・ゴゾーサヨ(ありがとう) ・コソイ(ずるい)
・シャーネー(知らない) シイッピン(からっぽ)
・ズラ(でしょう?) ・ダントウ(墓)
・ダンガーシー(うるさい)
・チャラ(でたらめ)
・ツシロ(魚が集まるところ)
・テングリマングリ(すみやかに、どんどん)
・トウ(夫) ・ドキイ(どこへ)
・ナムラ(魚の群れ)
・ニンズー(仲間)
・ネンネ(お姉さん)
・ハイカブー(小便をもらす)
・ブックラス(打つ、たたく)
・ボーボージー(髭ぼうぼうの人)
・モウセン(なにもとれない、釣れない) ・モウセンカブリ(モウセンになってしまったこと)
・ヤッコイ(柔らかい) ・ヤーハー(たくさん、とても) ・ヤビヨ(いこうよ) ・ヤーイ(呼びかけの言葉)

【かんなんぼうし(海難法師)】
江戸の昔、年貢の取立てがとても厳しい代官がいました。島の人々はその日の暮らしにも困る中での厳しい取立てにほとほと困り果てていました。そんな中の1月24日、代官が各島を巡回したときのこと。大島から新島へ渡る途中、島の若い衆が相談して、船の栓を抜き、船ごと代官を海に沈めてしまいます。ところがそれからその1月24日になると、死んだはずの代官が海から現れ、島の人々を苦しめたといいます。
それから、その日を親だまり、翌日25日を子だまりと言い、夕方早くから仕事を休み、音も立てないように早々に布団に入り、外に出なくてもいいように家の中に便器まで用意したそうです。
不思議なことに、かんなんぼうしの日には、どんなに風が吹いていても、ピタリとやみ、ナギになるときがあるといわれています。一説には、島を徘徊するのは、代官ではなく、代官を海に沈めたものの、後難を恐れどの島からも助けてもらえなかった25人の若い衆だというものもあります。

Q:【島で携帯電話は使えるの?】
使えます。NTTドコモがもっとも通じやすく、auやソフトバンクも使えます。
Q:【都市銀行のキャッシュカードは使えるの?】
使えます。七島信用組合もしくは郵便局にあるATMからお取引が可能です。郵便局は土曜が午後2時まで、日曜は休業です。七島信用組合は土、日は休業日のためお取引ができません。ご注意ください。
Q:【島の移動手段は?】
民宿や旅館にお泊まりの場合は、宿の者が港-宿間の送迎を致します。観光地への送迎の有無は各宿泊施設によって異なりますので、事前に宿泊施設へご相談ください。式根島は外周12キロの小さな島ですからレンタサイクル、レンタバイクなどでの移動をオススメします。
Q:【宅急便で荷物を送れるの?】
送れます。郵パック、日通、クロネコヤマト、佐川急便とどの業者も利用できます。反対に式根島から荷物を送る際は、郵便局もしくは運送代行業者海福運輸をご利用ください。
TEL:04992-7-0032
Q:【式根島にコンビニはあるの?】
セブンイレブンやローソンなどのコンビニはありませんが、日用品、食料品、化粧品を扱うスーパーが数件あり、大抵のものはお求めできます。
Q:【釣り初心者でも釣りができるの?】
野伏港、式根島港などは、お手軽に釣りが楽しめるポイントです。家族で釣りを楽しんいらっしゃる方をよく見かけます。釣り竿のレンタルもありますので何も持たずに釣りが楽しめます。釣具、釣り竿レンタル、釣りエサは宮房商店(TEL:04992-7-0023)までお問い合わせください。
Q:【乳児を連れて行けますか?】
可能です。大抵の宿泊施設には乳児の食事はついておりません。離乳食をご持参なさることをオススメします。詳しくはお泊まりになる宿泊施設に事前にご相談ください。なお式根島各商店には紙おむつ、 粉ミルクなどのベビー用品はおいておりません。ご持参いただくようお願い致します。










