目的は老夫婦の農業のお手伝いをする、年1回しか使わない機械が
壊れて後どの位農業が出来るか解らないのに新品を買うのは
もったいないからです、とは言っても機械が無いと仕事にならない?
そこでかなりなダメージを受けている機械ですが再生して見る事に
しました、これに踏み切ったのもまずは新品の値段調べからでした
一条刈りですが簡単に30万はしてしまいます、それでは中古はどうか
なで探しましたが使えそうと思はれるものは15万以上してしまいます
次に壊れた部分だけを探してみましたがもう古くて機械が処分されて
いるのと情報が足りません、で再生するしか無いなー。
右の写真群が再生した時の物です、割れてかけらも有りませんので
溶接で肉盛をして行きます、この時にあらかじめ元の形をイメージして
出来るだけ仕上げを楽なようにします、形も大体に仕上がったら最後
の神経を使う穴繰りです、このあたりが再生の一番のポイントです
まずはフライス盤に平らに取り付ける冶具を作りますこれでしっかりと
固定したら残っているところの円に合わせて穴あけします0.03〜0.04
位オイルシールより小さめに開けますが、この辺はフィーリングで行き
ます。
焼きバメのページで紹介した事のあるボ−リングの刃物台を使い穴
開け作業しました、50ccのボーリング用に作った物が使えたので載
せてみました、250ccのボーリング用は購入しましたが50ccは使う
予定が無かったし数回使用する為だけに購入するのは効率が悪い
し高価な物なので刃は同じ鋳物用を使えば良いのでどうせ作るのな
ら焼きバメも試しちゃえで作りました、
購入した物と違いかなり慣れが必要です、本物はダイヤルに目盛り
が有りこれを読みながら回すと100分台も簡単に削れますが製作物
は大体目安で削り後は勘に頼ります。






反対側も大きく割れてましたが脱落はしてませんでした
思い気って開先を切り裏表から溶接しました。
両方とも幸いベアリングホルダーまで壊されていなかった
ので神経の使うボーリング作業は一箇所だけで済みました
でもチェーンはずたずたスプロケは刃が欠けたりでベアリン
グホルダーもゆるくて共回りしそうな所も有ったのでそこは
はめ合い接着剤で接着しました。
この中はチェーン&スプロケにグリスを塗り液体パッキン
で密閉してボルト止めしてます、このケースは一体化する
とタイヤを支える支柱になります。
こうなった原因は使いっぱなしが原因でタイヤを支える
シャフトが錆びてしまいオイルシールを破損し水が入り
ベアリングにガタを出してしまい振動が発生しケースを
支えているボルトが緩み固定されないケースがねじられ
耐えられ無くて破損したと推定されます、
この中がグリスでオイルではないのでオイルでオイルシール
を中から摩擦軽減出来なくて破損に拍車を掛けたと考えら
れます。
いずれにしても整備点検をしてると、もっと早くから気が付く
ので僅かな修理費で済んだと思います。
少し放置されたのでタイヤもひび割れてしまい空気が漏れて
しまうので交換¥15.000
オイルシール4ケ、ベアリング4ケ、チェーン&スプロッケット
部品代金¥10.000
ヤンマーYB250の部品は個人で古いにもかかわらず大変
対応が良く、取り寄せていただき感謝してます。
ギヤーオイル、キャブレターオーバーホール、結束機清掃
給油点検、AL溶接など全て¥15.000
新品30万、中古15万、ケース交換修理推定8万、今回この
半分で少しでも負担を軽くして何年かでも農業を続けてもら
いたくて頑張りました。
田舎暮らしで思う事は特に御年寄りに機械の説明をしても
あまり理解してもらえません、機械も古くなると人間と同じで
そこらが全て好調ではいられません、この辺をうまく理解して
使って行く用にしてもらはないと、新品を買はなけらばいけな
くなってしまうと私は考えてます、寄る年波で耕作面積は減る
収入も減るで新品を買うのは難しくなってしまうからです。
こまめに自分で洗車&点検をする、得意でない方は良心的な
お店にお願いする、などして大ダメージを受けない内に済ませ
ることが良いと思います。


アルミケース溶接の大勉強会をしたのでついでだからCBR
250のケースも肉盛りで再生してみました、穴あけ作業が無い
のでその分は割と簡単です。
もちろんケースは外しての作業です、この時に中に飛散した
ケースのアルミを綺麗にする事が大事です、
オイルポンプ下に細目の金網、そしてオイルフィルターと有るの
ので最悪でもカム回りには異物は行かない仕組みになってます
が綺麗に越した事はありません。
もう化石バイクのスズキGT380のクランクケースの再生が
有りました、表からアルミ補修用アルミデブコンで補修して有りましたが
ほんの僅か一次圧縮が漏れてしまいます、これが原因かは良く
解りませんがこのシリンダーだけ調子が出ません、ピストンリング
にも突いたような痕跡は有りましたが原因不明なので仕方なく
クランクケースも分解し一次圧縮を完全に止める事にしました。
丁度良くアルミケース肉盛りの大勉強会をした後だったので即肉盛
の決定をしました、
今度はもうスズキGT380のクランクケースは間違いなくメーカーに
在庫は無いと思はれるので元気良く再生に踏み切りました。
ここで勉強した事はアルミ補修用アルミデブコンは下地を(場所が悪く
ていけませんが)確実にして置かないとこの位の圧力でも漏れて
しまうと思はれます、(下地を確実にして置けば漏れるとは考えにくい)
アルミデブコンが100%活躍出来る条件をそろえてやる事が大事だと
言う事を痛切に感じました。
そして今度は溶接になるとこのアルミデブコンが不純物になり(いくら
アルミ補修用とは言え)溶接の大敵になりました。

目的はやはり後何年農業をやるか解らないので再生
するか汎用エンジンの中古を探すか新品を購入する
かなので再生して見る事にしました。
それにもう一つは色んな事を試して見てエンジンの
勉強をする事&モゲ防止の為です。
エンジンにもヰセキと入ってますがこの時代のは
川崎重工の汎用エンジンです、このエンジン優れ物で
と言うより点火系が進んでます、
イグニッションコイルに見えますがこれ1つがピック
アップコイル&CDIユニット&点火コイルを全部受け
持ってます、これが壊れて部品が無いと最悪です、
エンジン自体はまだまだ使えそうなのに捨てるには
しのび有りません。
部品を作る責任の年数を遥かに超えてますから仕方
有りません。
初めはバイク用のピックアップコイル&イグニッションコ
イル&CDIユニット&点火コイル追加して見ましたが
点火コイルの発電量が少ない(フライホイルの径と合は
ない、磁石の数も少ない)
で失敗、それでは昔懐かしいバッテリー点火に
してみようかで開始。
良くした物で頑張ってると手伝ってくれる人も出て来ます
ポイント式はポイント取り付けとカムの製作があるので
電気式の物をと言う事でゲイトとCDIユニットを製作して
くれました、けれどなぜかこれも失敗。
ではポイント取り付けとカムの製作です、勉強不足のせい
で体力勝負になりました、と言うのはポイントは断続機だ
から電気を切りさえすればOKと簡単に考えてましたので
ズクをやんで簡単なカムを製作しましたが、そうは問屋が
卸しませんでした
ポイントカムも最初のでは回転と衝撃に耐えられませんで
した、たちまちヒール部分が減ってしまったり振動でネジ
も緩んでしまい失敗です、
おまけに開く為だけに製作すると通電時間が長すぎて
コイルに負担が掛かりすぎてしまいます
そこでCS90の(知らない人の方が多いね こりゃ欠礼)
機械式進角装置の付いたポイントカムが有ったのでそれ
を参考に作り直しました。
通電時間が長すぎるとあまり良くありません最悪は発熱し
小爆発し煙が出ます、
CDI用のイグニッションコイルは特に弱いですバッテリー
点火には使えないと思います、
ポイントとコンデンサーを取り付けバッテリーをつなぎ
CDI用のイグニッションコイルでテストしていたらSWが無い
のと油断したらたちまちコイルは破損しました、失敗した
カムではカムの天峰にヒール部分が止まる事はまず考え
られ無いものね。
大昔にカムは開きっぱなしがほとんどだと習ったような
習わなかったようなですは。
そこでイグニッションコイルも知人にお願いしてダットラの
物を抵抗付きで譲ってもらいました、重くてでかいです
オイルが入っていて油令式?
一番下の写真を見てもらえば解りますがコイルの大きさ
が目立つ写真です、バッテリーも見えてバッテリー点火だ
なーとも解ります。
失敗した時のカムの写真の所に見えるコイルは脱穀した
米が袋に入り過ぎないように警告するブザーに電気を送
る為の物です、これを利用しレクチファイヤーを追加して
バッテリーに充電しようと思いましたが中止しました
1年に1度しかも3時間使うだけですからバッテリーが充電
してあればOKです。
1年に1度しか使わないけれど機械が無いと仕事になりま
ません、昔足踏みからエンジンと脱穀機が別体式に
そして今の自走式になりました、タイヤ式は私も見た事は
有りませんでした、1年に1度しか使わないのを
効率を良くするためにこちらでは共同で機械を購入して
使うなどの手段が取られていますが個人差で機械の使い
方が違うや仕事の時期が一緒などが有りこれと言った良
い方法はまだ無いようです、それに農業機械は使われる
条件が良く無いのに整備が軽視されているのも実情です
年を取るとリコイルスタータの引く力も弱くなり始動不足の
原因になります私もいつまで元気に引けるのかなー?・・・
セル付き?引けなくなる頃セル付きの機械を買う余力は
無いと思うので止め時かな。




バイクのピックアップコイルと信号を出す為の鉄板を
貼り付けた時の写真、フライホイールのバランスは
少し狂ってしまいます、
失敗した時のカムの写真。
今ではほとんど見られないキャタビラでは無いタイ
ヤ式の自走式脱穀機。
イグニッションコイル&CDIユニット&点火コイル&
ピックアップコイルを一つでやってしまう優れもの?