古寺巡礼 として奈良県・京都府・滋賀県・大阪府・その他の地域に分類して約百三十余寺を選択した。
古寺巡礼の対象として観光や信仰による参拝の他に古刹から醸し出される雰囲気に浸る為や、仏像・庭園・建造物の観賞等がある。
歴史上に於いて優れた文化遺産を生み出したのは偶像崇拝を断固否定し離散したユダヤ圏を除けば宗教関連が主流であり、神を恐れ崇拝する事から始まる。
世界的にも優れた文化遺産は寺院を含む宗教関連施設に集中すると言っても過言では無い。
今回の選択には偏見が無きにしも非ず、と思はれるが国宝・重要文化財指定を受けている仏像、及び堂塔など優れた文化財を所有する寺院に優先順位を置いた、また絵画・工芸品・等も一部選択の対象とした、日本庭園は独自とも言える付近の景観を利用した「借景」や小さい庭園に広大な景色を凝縮した「縮景」に見事な妙味が観られるが、今回は庭園を除外した為に浄土真宗や庭を修行の場として重要視した禅宗系には不本意と思惟される選択となった。
梅原猛氏は1965年「仏像のこころ」に於いて仏像観賞の新しいジャンルを開かれた、仏像の形の中から「こころ」即ち背後にある精神を強調された。
梅原氏は従来の観賞方法として、
1、和辻哲郎(古寺巡礼)・亀井勝一郎(大和古寺風物詩)両氏に代表される審美眼的な仏像の賛歌・叙情詩を満喫する方法。
2、日本美術史学会の主流とされる実証的考察。
3、前述の梅原氏を嚆矢とする仏像のこころを読む、新たな観賞方法としての新しい思想に感銘を受けたものである。
しかし今ひとつの古寺巡礼手段として、その時代に己をタイムスリップさせる事も面白いと思はれる、古寺の境内に於いて稚拙な歴史・仏像・建築の知識を元に仮説を展開し時代に埋没して見るのも楽しいと思う。そこに新たな知識が加われば展開は更に広がると思はれる。また工人達がその時代に於いて如何なる信仰心を持って作品に取り組んだのか、のテーマもこの先覗いて見たい願望が脳裏の片隅に残る。
世界文化遺産に法隆寺地域の仏教建造物(1993年)・古都京都の文化財(1994年)・古都奈良の文化財(1998年)が指定されている。
古寺巡礼に入るが記述中に在る寺の格を示す寺格を案内しておく、勅願寺(官寺とも言い帝の発願に依る寺) 公寺(政府が認可した寺) 祈願寺(利益成就を願う寺) 菩提寺(先祖供養を目的とした寺) 私寺(個人が建立した寺) 学問寺(宗派などの教義の研究所)等が挙げられる、因みに寺(じ)とは古来の中国に於いて諸事を司る官庁を意味した、また御願寺や時代が下り武士に依る檀那寺と呼ばれる寺院が存在し興福寺、平等院や勧修寺等が有る、これは皇族や摂関家などの私的寺院であるが本来の仏教はサンガの私的所有を否定していた。
古寺巡礼の目次 *印 寺院公式サイトのリンク入り
|
奈良県巡礼 |
|
|
|
|
|
法隆寺* |
中宮寺* |
東大寺* |
||
|
興福寺* |
新薬師寺* |
|||
|
薬師寺* |
||||
|
飛鳥寺-安居院 |
岡 寺-竜蓋寺 |
長谷寺* |
||
|
室生寺* |
文殊院* |
大安寺* |
長岳寺* |
|
|
当麻寺* |
||||
|
|
|
|
|
|
|
京都府巡礼 |
|
|
|
|
|
醍醐寺* |
||||
|
随心院* |
平等院* |
|||
|
清水寺* |
||||
|
青蓮院* |
||||
|
大覚寺* |
||||
|
仁和寺* |
||||
|
|
||||
|
|
|
|
|
|
|
滋賀県巡礼 |
|
|
|
|
|
善水寺* |
||||
|
西明寺* |
||||
|
|
|
|
|
|
|
大阪府巡礼 |
|
|
|
|
|
|
|
|
||
|
|
|
|
|
|
|
その他の地域巡礼 |
|
|
|
|
|
高野山(和歌山県)* |
慈尊院(和歌山県) |
道成寺(和歌山県) |
青岸渡寺(和歌山県) |
|
|
最勝院(青森県)* |
中尊寺*(岩手県) |
瑞巖寺
(宮城県) |
勝常寺(福島県) |
|
|
浄土寺 (兵庫県) |
一乗寺(兵庫県) |
三佛寺(鳥取県) |
観世音寺(福岡県) |
|
|
浅草寺(東京都) |
建長寺(神奈川県 |
善光寺 (長野県) |
鑁阿寺(栃木県) |
|
|
明通寺(福井県) |
音 楽 寺(愛知県) |
善通寺 (香川県) |
志度寺 (香川県) |
金剛頂寺(高知県) |
|
|
|
|
|
|
|
横蔵寺(岐阜県) |
来振寺(岐阜県) |
願興寺 *(岐阜県) |
円鏡寺(岐阜県) |
|
|
永保寺(岐阜県) |
新長谷寺(岐阜県) |
|
|
|
霊場
西国三十三所霊場 四国八十八所霊場 法然上人二十五霊場 板東三十三箇所 秩父三十四所 美濃西国三十三所
最終加筆日2004年7月24日 12月22日 2005年2月12日 3月4日 2011年4月22日御願寺 調整
仏像案内 歴史年表