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≪竹田人形座SFシリーズ人形展示のご紹介≫
◆『竹田扇之助記念国際糸操り人形館』(長野県飯田市)では、平成15年5月1日より「宇宙船シリカ」「銀河少年隊」「空中都市008」の人形展示を行なっています。是非、お出かけ下さい。(入館料 大人400円、小中学生200円)「宇宙船シリカ」からはピロとネリ、氷の星の住人、ギョロンボ、ケイソ宇宙人、アルファ王など「銀河少年隊」では、ロップ、アーミア、ロボット看護婦(おすすめ!)とロボット犬テル、ポイポイ、ジキリス星人など「空中都市008」では「大原星夫」が展示されています…。【情報提供・「竹田扇之助記念国際糸操り人形館」さん】![]()
≪『空中都市008』の序章…≫
★今回の当『60〜80年代博物館』のHP検証紹介は、NHKこども番組の人気定番の時間でもありました夜6時台の人気人形劇『ひょっこりひょうたん島』に続く、NHKこども人形劇シリ〜ズの第3作目として興味深く放映されておりましたのが今回、HP検証紹介をする
『空中都市008(くうちゅうとしぜろぜろえいと)』と言う人形劇番組なのであります…。『空中都市008』(原作・「小松左京」/脚本・「高垣 葵」&「杉
紀彦」)と言う番組は、1969(昭和44)年4月7日〜1970(昭和45)年4月までの期間、毎週月曜日〜金曜日のPM6時5分〜6時20分(全230回+正月特別篇1回…1週1話完結で1話15分間)に竹田人形座の人形制作&操作(糸操り棒遣い方式)で、NHK総合テレビにて人気放映されておりました…。ちなみに、とってもかっこいい〜!『空中都市008』の主題歌を「中山千夏」さんが「ゼロゼロ〜エイットォ〜♪ゼロゼロ〜エイットォ〜♪」…と、勇敢に歌っておりました。音楽担当は、「冨田 勲」氏…。
★『空中都市008』とは?…21世紀の科学の粋を集めて作られたすばらしい都市であり、公害や交通戦争もなく、空港には、マッハ8のHST〜超超音速ジェット機が発着し、世界中は3時間で結ばれています!…。港では、原子力快速船が出入りし、市内の高速道路では、エアカ〜が走り廻っており、これらは、すべて市の中央にある電子脳センタ〜で管理・運営が行われているのです…。「都市」の下は、水や電気等を送るパイプが網の目のように作られ、そのパイプの上に丸い帽子のようにのせられた人口土地が『空中都市008』なのです…。【当時の絵本『空中都市008』の説明より抜粋】

≪『空中都市008』の主な登場キャラクタ〜達…≫
★時代は、21世紀…。『空中都市008』と言う未来都市をこの物語の舞台背景に設定し、NHKの人形劇シリ〜ズでも、外国の『サンダーバード』等の影響を強く受けた当時では、異色のマリオネットタイプのSF人形劇作品で、
これらの個性的なマリオネット人形達の制作&操作(糸操り棒遣い方式)は、1960(昭和35)年の人形劇『宇宙船シリカ』&『銀河少年隊』と同じ人形制作会社の『竹田人形座』なのでありました…。
★本作品は、『空中都市008』と言う未来都市に住む科学者「大原」博士一家の未来生活とSFの物語…。『空中都市008』の主な登場人物は、主人公で小学校5年生の「大原星夫(声・『クレクレタコラ』の「タコラ」&「チョンボ」や『ひみつのアッコちゃん』などの声で有名な「太田淑子」)」、「星夫」のパパで有能な科学博士でもある「大原雄介(声・渋い俳優の「若山弦蔵」)」、やさしいママの「大原冴子(声・『レインボー戦隊ロビン』の「ロビン」役や『ブーフーウー』の「さとみさん」などで有名な「里見京子」)」、「星夫」の妹で幼稚園児の「月子(声・『魔法使いサリー』の「サリーちゃん」役などで有名な「平井道子」)」、電子脳センタ〜の「所長(声・『ひょっこりひょうたん島』の「海賊トラヒゲ」や『ゲゲゲの鬼太郎』の主題歌などで有名な「熊倉一雄」)」と近所の「ワイズマンさん(声・『ひょっこりひょうたん島』の「ドンガバチョ」の「藤村有弘」)」とその娘「金髪のジュリー(声・「松島トモ子」)」、「星夫」の友達「オッチョコくん」と「デカくん」、「星夫」と友達3人で作った「トム・ロボット」、「月子」の幼稚園のお友達「チョンコちゃん」、etc…などなど、本当に個性的なキャラが多かったんですよネ…。
≪『空中都市008』の検証…≫
★『空中都市008』と言う人形劇作品が、制作上たいへん凝った意欲作品だったのにも関わらず、何故か?視聴率的に悪く、イマイチ子供達に受け入れられなかったと思われる様々な要因と致しまして、外国風のマリオネット人形が一部の
子供達に怖がられ好感が持たれなかった事?(私自身は、「竹田人形座」制作の人形造形自体、とっても好きだったのですが?…)『空中都市008』の前に放映されておりました大人気番組で、5年間も放映され続けた『ひょっこりひょうたん島』の強烈なインパクトと人形造形のイメ〜ジがあまりにも強すぎて、本放送終了後も子供達の脳裏に焼き付いてしまっており、『ひょっこりひょうたん島』の個性的なキャラ達の人気がNHKの象徴のように尾を引き続けていた事…。そして、こども人形劇で未来「都市」と言う設定もその当時(私は未来生活に憧れてましたし、現代だったら絶対に受けると思うのですが?…)の子供達には少々難しく、中々馴染めなかった事あたりなどが番組打ち切りの要因となり、残念ながら1年間で放送が終了してしまったのであります…。
★そういう経過で終了となった番組だっただけに、皮肉にも本作品の時代背景でもあった21世紀を迎えようとしているこの現代…そう言う番組の存在があった事すら誰も知らなくて忘れ去られ、『空中都市008』は、先鋭的な意欲作品だったにもかかわらず、残念ながら幻のSFこども番組のひとつになってしまったのであります…。
≪『竹田人形一座』の人形と脚本を担当された「高垣 葵」先生について…≫
★岡山県に『空中都市008』の人形を制作された『竹田人形一座』の人形を全部で50体ほど展示している郷土資料館(『邑久町立郷土資料館・喜之助記念室』)がありました。『竹田人形一座』制作の人形については、まったく知らなかったのですが、電話で直接聞いたところ?どうやら『空中都市008』の人形が2体、現存しているそうなのです…。どのキャラクタ〜なのか聞いたんですが、よく作品をしらないので、どのキャラクタ〜かまでは、残念ながら理解できませんでした…。
★その上記「郷土資料館」で販売されている『竹田喜之助顕彰会発行の喜之助人形写真集』と言う『竹田人形一座』制作の貴重な人形達の写真集があり、注文して郵送してもらいましたが、残念ながらその写真集内には、『空中都市008』関連の人形写真に関しては、載っておりませんでした…。ただし、『宇宙船シリカ』の写真が2点、「手塚治虫」先生の『銀河少年隊』の写真が1点あり、どちらも、見たことありませんでしたが?とっても素晴らしいモノですネ…。
★今回、『空中都市008』の素晴らしい脚本を担当しておられた「高垣 葵」先生に、その当時の貴重なお話をお伺いする為に「高垣」先生御本人に直接取材して参りました…。以下の貴重な「高垣 葵」先生の現在のコメント文章は、「高垣」先生御本人からHP掲載と言う事で、直接ご許可を頂いたコメントを皆さんに特別に公開アップさせていただきます…。
◆「高垣 葵」先生御本人談〜「『空中都市008』と言う人形劇番組は、原作の「小松左京」先生と、始まるときに、少し打ち合わせしましたけれど、私がほとんど勝手にやっていました。NHKが『ひょっこりひょうたん島』のあとにNHKが本腰入れてやると言ったのはいいんだけど、こんなちっちゃな人形が1個作ると30万かかるんですよ。それで1年で、NHKは音を上げてね、ものすごい赤字になるからって、1年でやめちゃったんですよ。当時の値段でビル1個作るのに10万とか、15万とか掛かって…人形は、1個作ればいいというものではないんですよ…でっかい胸から上の奴、全身像、顔だけとか、5つから6つ作らないとだめなんですよ…これ、上から吊って動かしてたんですけど、見えると視聴者が嫌がると言うので、見えないようにしようと、よけいお金がかかったんですよ…。これから、後の番組はずっとチャチになってしまいました。この後もこんないい人形作りませんでしたね…。」◆
★後、御参考までに上記の『竹田喜之助人形写真集』本内には、以下のような記述もありました…。◆「日本の人形の伝統は徳川時代のからくりを見ても分かる通り、もともとメカニックなものだった…。その伝統が文明開化で否定された訳だが、西洋の学問の中でも近代的な航空工学という、いわばメカニズムの粋を修めた喜之助さんが、人形の世界にそれを持ち込んだのですネ。その意味で、からくりを蔑視して来た人形界の中で、日本の伝統に新しい展開を与えたと言っていいでしょう」(「飯沢 匡」氏談)◆。
★「高垣 葵」先生がおっしゃっていたのは、たぶん造形が素晴らしいというレベルだったと思うのですが(『空中都市008』の人形にはからくりがあったのでしょうか?)、ひときわ評価の高い人形師だったようですね…。同じ本の巻末の制作人形リストには、『空中都市008』用に制作した人形は87体とあります。ただし「有島二郎」氏の所蔵メモから作成したもので、正確かどうかわからないと(注)があります…。【情報提供・「C・M」さん、協力・「高垣 葵」先生(2000年2月5日)】
≪英国製人形劇に挑戦!〜NHKの『空中都市008』≫
★『サンダーバード』などイギリス製人形劇に対抗しようというのが、四月七日からNHKテレビに登場する『空中都市008』(月〜金夜6:05)『ひょっこりひょうたん島』に代わってブラウン管登場する作品だ。二十一世紀の科学の粋をあつめてつくった未来都市を舞台に移り住んだ科学者一家の星夫、月子兄妹らが出会うさまざまな出来事をスリルとユ〜モアいっぱいに描くSFものである。「小松左京」の『アオゾラ市のものがたり』を原作に、子ども番組では定評のある「高垣葵」が脚色するがこの作品なによりの特徴は「竹田人形座」が手がける人形タレント。いままでのあやつりのほか、人形には特殊な装置をつけて台の下からも操作できるように、とりわけ目、口、手など細い部分の動きが自由自在というぐあい。このほか「竹田人形座」の座長さんが実は東大で航空工学を専攻したという隠れたエンジニアのため、超音速機のSST、エア・カ〜、プロペラ列車、立体テレビ、テレビ電話と二十一世紀の夢を運ぶ乗りものや道具が登場する趣向…。≪出典・『週刊TVガイド(昭和44年3年28日号・P19スタジオレポ〜ト)』より原文のまま引用≫【情報提供・「C・M」さん(2000年3月26日)】
≪故・「竹田喜之助」先生のご家族&関係者の方から貴重な情報を戴きました…≫
★初めて、『空中都市008』のホームページを拝見しました。竹田喜之助の家族です。岡山の喜之助人形記念館には、空中都市の人形はありません。それらの人形は、全部、今は飯田市に寄贈され、飯田にある倉庫の中にあります。喜之助の死後、竹田人形座の座員が1人抜け、、となって、座長のみが残りました。そして、飯田市に人形座を移すに際し、有賀氏(舞台美術家)が、倉庫の人形を全部写真に納めたので、現在残っている人形の数は有賀氏の数で正しいのだと思います。空中都市の人形には、確かからくりはなかったと思います…。【情報提供・「岡本」さん】
★竹田人形座SFシリーズ人形展示のご紹介…。『竹田扇之助記念国際糸操り人形館』(長野県飯田市)では、平成15年5月1日より「宇宙船シリカ」「銀河少年隊」「空中都市008」の人形展示を行なっています。是非、お出かけ下さい。(入館料 大人400円、小中学生200円)「宇宙船シリカ」からはピロとネリ、氷の星の住人、ギョロンボ、ケイソ宇宙人、アルファ王など「銀河少年隊」では、ロップ、アーミア、ロボット看護婦(おすすめ!)とロボット犬テル、ポイポイ、ジキリス星人など「空中都市008」では大原星夫が展示されています…。【情報提供・「竹田扇之助記念国際糸操り人形館」さん】![]()
≪『空中都市008』ファンの皆さんから興味深い情報を戴きました…≫![]()
★『空中都市008』が好きだった変人であります。ここの登場ロボットに「タイムロボット」というのが確かあったと思います。「こっどもはそろそろ勉強の時間ン。マダ、ハナシゴエガキコエルヨ」というと必ず星夫くんが「うるさいなー、タイムロボット!」というやつで、嫌われて一時ポンコツにされかかったけれどやはり星夫くんたちが淋しくなって戻されたという…。【情報提供・「ふだちょう」さん】
★『空中都市008』、懐かしい番組ですね。私は毎週かかさず見ていました。原作は小松左京氏で21世紀の未来を描いた作品です。メカも非常にユニークなものがありまして、◆「エアーカー」…空中を浮遊して走る近未来の乗り物で車よりも速くしかも公害無しというのがうりでした。しかも、ボタン一つで、目的地まで運んでくれる優れもので、ナビ以上のものですね。また、この車に乗れるのが中学生から乗車可という現実に成ればいいなという感じです。◆「オートローラー」…小学生以下が乗れるもので、星夫くんがよく乗っていたものです。小学生でもこれくらい乗れるのかという本当に便利な乗り物でした。◆空を行く飛行機は、「HST」…マッハ8で飛び全世界が、新幹線並の時間で行き来できるという。非常に画期的な乗り物です。後ウルトラHSTを開発します。開発の主任はケンチ博士・星夫の父親の大原先生・その同僚の山さんが開発しますが。氷を表面にしてるためなかなかうまく行かず難航しますが。遂に完成しその速度はマッハ15で、飛びます…。◆水中の乗り物は、「水中スクーター」と「水中船」。月の乗り物は月面車等とにかく現実のものとなればすばらしいものばかりが並んでいました。現実にあるものとして、テレビ電話がありました…。また、都市には、必ず上にスカイという言葉がついていました…。スカイデパート・スカイ病院・スカイ小学校・スカイ幼稚園などです。スカイデパートでは、配達シュードといって、パイプラインを通じて商品が運ばれるシステムがありました。宅急便より凄いですね。悪役のキャラもあり、「黒猫一味」や後に登場しますが、いじめっ子の「ガガン」と「ゴゴン」などがあります…。【情報提供・「鴨志田智啓」さん】
★黒猫一味は世界的な犯罪組織で、ジンギスカンの刀・モナリザの絵・女王の瞳(指輪)を盗み出し、全て星夫たちがとり戻すのですが、あるいは月の開発を邪魔したりと大変なグループでした。ガガンとゴゴンは、『ドラエもん』のジャイアンをもっと悪くしたような兄弟であっちこっちでトラブルを起こした問題児でした。今でもいますね。星夫たちは工作クラブに入っていまして、いろいろなものを作り出します。巨大なロボットを作ったり、無線機を作ったりといったことです。とくに印象に残っているのは、未来の開発可能なものを作って下さいと、一般に公募して、それらを番組の中に登場させたのを覚えています。出来た子たちで、いいものについては、ジュネーブまでの往復切符がもらえるというものでした。その中で印象に残っているのは、お料理ロボットで、ボタン一つで料理がすぐ出るというのが、印象に残っています。また、あのロボットの名前は「アラームロボット」といいます…。さて、この演じた人たちもは、まず星夫くんは、太田淑子さんで、妹の月子さんは覚えていませんが、お父さんの大原先生は、若山弦三さん。お母さんは、里見京子さん。隣の家のワイズマンさんに、藤村有弘さん。娘のジェニーさんに、松島トモ子さん。ナレーターは、小林恭治さんというメンバーでした。さらに個人的に唖然とした思い出がありましたので、書き込みますと。地元の放送局に勤めているNHKの職員が私がかつて『空中都市008』という番組がありましたね。といったところそんな番組あったといわれ唖然としたことを覚えています。『ネコジャラ市の11人』の前にやっていたでしょとぼくがいっても、その前は『ひょっこりひょうたん島』だといって開いた口がふさがらなかったのを覚えています。しっかりしろよといいたいです。開始時間は、『空中都市008』…月曜から土曜まで、午後6時5分から20分までです…。【情報提供・「鴨志田智啓」さん】
★『空中都市008』は私が小学校に上がるか上がらないか位に放送されていたものですが、最近ある本で読んだエピソードからいくつか…。![]()
<1>貴サイトの情報で、いじめっ子の「ガガン」と「ゴゴン」は「ジャイアンをもっと悪くした様に」とありますが、「ゴゴン」の声を演じていたのは、何とジャイアンの声と同じ「たてかべ和也」さん。しかも「ガガン」は「大山のぶ代」さんで、30余年前にはドラえもんとジャイアンがコンビを組んで双子のワルを演じていた、というのは興味深いものがありました。
<2>最終回の頃の事はあまり記憶にはないのですが、大原一家が研究の為、月に5年間滞在する事になり、星夫も月の小学校に転校する事となって、その旅立ちの場面だったかで終わる、という手法だったと思います。
<3>その他、地中海沿岸から転校してきた「クリス」という少年が巻き起こす事件やら、ケニアからやってきた「タムタム」という少年と、動物を使って都市転覆を図ろうとする謎の美女「ポポロ」との関わり等、色々あった様ですが、また思い出したら改めて書こうと思います。ちなみに、「タムタム」の声を演じていたのは、「サザエさん」でカツオの声を演じていた矢先にガンで逝去した「高橋和枝」さんだったとの事…。
★またこの人形劇『空中都市008』の原作は、ノーベル化学賞を受賞した「田中耕一」さんの小学校時代の愛読書だった、というのが面白い感じですね。【情報提供・「伊藤和博」さん】![]()
≪制作・著作・協力/竹田人形一座・NHK・高垣 葵≫
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