
イギリス木工旅行
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2002年の8月29日から9月13日の間、イギリスへ行きました。目的はグリーンウッドワーク(生木を使った木工)教室への参加です。 |
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旅行準備 その間に、旅行会社に行ったのですが、飛行機の予約がぎりぎりでした。飛行機は、もっと早く予約しないといけないんですね。知りませんでした。 木工教室申し込みと、旅行の手配が同時進行でしたのでかなり混乱気味でした。そんな中『絵をみて覚える英語』、『使える旅行英語』、『イギリスはおいしい』などの本を読んだり衛星放送のイギリスBBCニュースを見てみるなど僕なりに言葉や、文化の違いへの準備をしながら出発日を迎えました。 |
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出発〜到着
その日はロンドンに泊まって、次の日にマイクさんの家が、あるグリーンウッドコテージに向かいました。 |
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ロンドンから木工教室へ グリーンウッドコテージに到着し緊張しながらマイクさんに挨拶をして、その場にいた奥さんとお子さん、友人を紹介してもらいました。僕が日本人と言うことで、気を使って紅茶ではなくハーブティーを勧めてくれたりと大変、気さくで親切な人達でした。そこでしばらく話をしていると、木工教室はここではなく他の場所で行うと言われ怪訝な顔をしていたら、現地まで案内してもらいました。そこは本当に森の中でした。
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木工教室1日目
午後2時から、いよいよ始まりです。まずマイク先生から教室での注意事項の説明、台所の決まりごと(自分のカップは自分で洗う等)、作業スペースは禁煙であること(木屑が、いっぱいで火事になりやすい)、安全のための注意、トイレの使い方がありました。短い間ですが気持ちよく一緒に過ごすには、ルールが大切です。
夕食会のメニューは、カレーでした。カレーといっても、もちろん日本のカレーではなく、非常に薄味でシャビシャビのものに『パパドン(直径25センチぐらいの塩辛い薄っぺらいせんべい?)』をつけて食べるものでした。また。食卓にはリンゴが置いてありこれは自由に食べれました。この辺りはリンゴの産地で、食べ始めるとすぐにミツバチが寄ってきます。
この日はどちらのタイプの椅子を作るかと言う宿題をもらって帰りました。 |
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木工教室2日目 今日から自分の椅子を作ります。ここにきて説明を受けるまでは、肘掛付きのラダーバックチェアを作ろうと考えていたのですが、それは、ほぼシェービングホースだけで作れそうなので、やはりここまできたらポ−ルレースをやらなくてはと思いウインザータイプの椅子を作る事にしました。 この教室の雰囲気は僕が日本で通っている宮本先生の木工教室に、少し似ています。生徒はみんな熱心です。こんなに木工好きな人がいるのにビックリします。先生が、重要な技術は自分が作っている作品とは違っても、みんなを集めて説明します。お茶の時間があるのも一緒です。でも回数はコッチの方が多いです。午前9時30分から午後5時30分までの間に、11時、1時、4時とあります。さすがイギリスと言う感じです。 この日は、ストレッチャー(椅子の貫)3本を作って終わりました。乾燥室に入れて、2〜3日乾かす事が必要だそうです。つまり生木から作るすべての部材は乾燥させなければいけないので、3日以内で作らなければいけません。かなりハードでした。でも最終的には、みなさん完成していました。
木工好きの集まり、と言うことで人種、言語の差をこえてなんとなく溶け込めた感じです。 |
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木工教室3日目
この日は、椅子の脚と座板を作りました。ここでは、電動工具は一切使いません。チェーンソー以外はすべて手工具です。しかもチェーンソーは生徒は使ってはいけません。座板を切り抜くのも、弓形の鋸です。これは使うのにコツがいるようで、なかなかうまく使えませんでした。手伝ってもらって何とか切り抜きました。
ジェーンさんという女性の生徒さんがウインザーチェアーを作っていたので、木の蒸し曲げの方法も見ました。1インチ(25.4ミリ)の角材に削った材料を80分ほど蒸し器で蒸してグニャと型に押し付けていました。材料を蒸し器から出して2分以内で曲げ終わらなければいけないそうです。4人がかりでした。材料が割れないようにあてるストラップが鉄ではなく、車のシートベルトに使っているようなバンドでした。まっすぐな木が、綺麗に曲がっていました。
それにしても、ここで食べる果物は美味しいです。ブラックベリー、リンゴ、プラムが日本より美味しく感じるのは気のせいでしょうか?
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木工教室4日目 4日目ともなると、教室の生徒さんたちも皆さん打ち解けてきてだいぶ和やかな雰囲気です。英語がうまく話せない僕にもなにかと話し掛けてくれます。グリーンウッドワークを取り巻く世界情勢から、この地方特産のリンゴのお酒、イギリスの大きなナメクジの話まで色々です。おたがい分かり合おうという気持ちがあれば、結構通じるもんだなと思いました。
この日は、もう一つの印象に残った場面があります。ある生徒さんが、もう一人の生徒さんに、紅茶を注ごうとしたのですが、カップに牛乳から入れようとしたら、「ノーノー ティー ファースト」といって紅茶から注いでいました。僕から見るとどうせ混ざるのだからどっちから入れてもいいじゃんと思うのですが、この辺はイギリス人にはこだわりがあるようです。食事の仕方なんかを見ていると、豪快にバッサバッサとサンドイッチなんかを作る人達が、そういう細かいことを気にするのは大変面白いと思いました。 この日は、イギリスにある日本の運送会社に電話して、完成した椅子を運んでもらう段取りをしました。荷物を取りに来てもらうことにしたのですが、こちらでは、日にちは指定が出来ても時間は基本的に出来ないそうです。そんなこととは知らずに滞在日数に余裕を取ってなかったのですが、何とか最終日に取りにきてもらうことが出来ました。一安心です。 |
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木工教室5日目
生徒さんと一緒に来ていた奥さんで、いつもボランティアで食事の支度などをしてくれていた、スーザンさんにプレゼントをすると言うので£5をカンパしました。メッセージカ−ドにを渡されたのですが、何のプレゼントかわからなかったのでとりあえず「ありがとう」と書いておきました。後でわかったのですが誕生日プレゼントでした。 |
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木工教室6日目
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。近いうちに、また訪れてみたいと思いながらこの地を後にしました。 |
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その後、ロンドン→帰国
この旅行で、もう一つ感じたことは、インターネットの便利さです。木工教室の予約、旅行・宿の手配、電車の時刻表から旅先の地図や情報まですべて事前に用意することができました。インターネットがなければ今回の旅はできませんでした。使い方によっては、こんなに便利なものを利用しない手はないと思い帰国後、ホームページを作りました。 この文章を書いている時点でちょうど一年が経ちました。あっという間です。帰国してからは、グリーンウッドワークのできる場所を色々、探しています。生木材料の調達・ストック、道具、作業できる場所、作った品物の使い道・耐久性、などのクリアーしなければいけない壁もありますが、必ず日本でもグリーンウッドワークが楽しめる場所を作りたいと思います。 それにはまず勉強のためにもう2〜3回イギリスに行かないといけないかもしれません。ウゥ〜先だつものが・・・。 しばらくお待ちください。 | ||||||||||||