ピアニスト Ian Jones の小部屋
初めてのピアノ・ソロのCD "Chopin Summer in Nohant"
イギリスのピアニスト、Ian Jones の情報を集めてみました。
http://www.london-independent.co.uk/home.htm
"Chopin Summer in Nohant" を出したレコード会社のホームページ。
いわゆる「マイナー・レーベル」なんでしょうね。「これからの人」を取り上げていく傾向の強い会社のように思います。
http://www.london-independent.co.uk/artists.htm
そのホームページに、アーティスト紹介のページがあります。簡略過ぎますが……。
http://www.rcm.ac.uk/about/stafflisting/profile/?id=5245
王立音楽学校のホームページの中の「教授紹介」のページです。最も詳しく出ています。ここに出てくる「Oscar-nominated film Hilary and Jackie」は日本語題名では「ほんとうのジャックリーヌ・デュプレ」。(ヒラリー・クリントンとジャックリーヌ・ケネディのことではない!) このビデオを見た当時は、クレジットを全く気にしていなかったので、Ian Jonesの作曲のピアノ曲があるなんて、知らなかったなあ。また借りてこようっと。
日本では、無名に近いIan Jonesも、ヨーロッパ・アメリカ・北アフリカでは活躍しているようですねえ。このページに、"Chopin Summer in Nohant"のことも出ています。
このショパンを聴いてください! といっても、店頭でCDを買うことは不可能だと思いますので、注文してください。注文の時には必ず、
London Independent Records社、 題名 Chopin Summer in Nohant 、 奏者 Ian Jones
を確実に伝えてください。(あの、私、別に London Independent Records社からの「回し者」じゃないんですけど)
http://www.garyparkes.com/classical/ian_jones.htm
ここにも出ています。う〜ん。俳優にしてもいいぞぉ。
http://www.duttonvocalion.co.uk/proddetail.asp?prod=CDLX7105
Ian Jonesのピアノが入っている Rebecca Clarke(1886-1979)の作品集を出したレコード会社のホームページ。Rebecca Clarkeの「発掘」は、好評を博したようです。「世紀末」には偉大な芸術家が出ており、絵画ではクリムト、音楽ではマーラーをその代表とするのは、単に私の知識の浅さかも知れません。しかしながら、「英国音楽のルネッサンス時代」に、ドイツ人を母に・アメリカ人を父にしてロンドン郊外のハロー生まれたということは、当然にも時代の影響ということを受けていたのでしょう。Rebecca Clarkeは60歳近くなって結婚していますが、音楽に対する情熱は生涯枯れることはなかったようで、国境を越えて活躍して亡くなったのはニューヨークですが、それでもイギリスの作曲家として地位は揺るがないようです。
http://www.cduniverse.com/search/xx/music/pid/1569088/a/Epoch+-+Clarke:+Midsummer+Moon,+Passacaglia,+Rhapsody,+etc.htm
(ここの Cortege は、Ian Jonesのピアノ・ソロです。試聴が出来ます)
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=6707362
(これも試聴可能です)
●この Chopin Summer in Nohant を聴いた人の声(了解をとっていないので匿名です。絶対に、私が匿名を称して書いているのではありません。メールからの抄録です)
Aさんの声
ずっといただいたピアノを聴いていますが、 鍵とのアクションを殺して弾いていますね。 指を鍵に置いた、あるいは少し押した状態から弾く奏法ですね。 だから音の立ち上がりが柔らかいのでしょう。
コンクール向きではないけれど、独特の味が出せればよいかもしれません。 和音やフレーズにわずかな段差やずれや溜めを入れるのは、 この奏法はどうしても和音の明瞭さが出難いので、そのためもあると思います。 これは、うまいオーケストラでもやる手です、 ベルリンフィルは、これがうまい。 このピアニストはそれがよい味になっているし、 ダイナミズムの幅は小さいけれど、柔らかくてよい感じだと思います。
Bさんの声
ゆっくりとしたテンポで弾き進めるショパンは、日本人が考える華麗なるショパン像とは趣を異にしていますが、 イギリス的といいましょうか、考え抜かれたアプローチで、これはこれで納得できるものでした。
私の感想
ピエトロ・デ・マリアやアルゲリッチとは全く異質なショパン。ここには、あたらしいショパン像が出てくる。この柔らかな音は、実に魅力的だ。私は、ピアノという楽器は純音が出る楽器だと思っているが、同時に、全く腹立たしいことにアクション音が雑音となって出てくる演奏が多い。そのために純音が濁ってしまう。Ian Jonesのこの演奏には、ほとんど雑音が感じられない。録音技術の所為ではないだろう。そういう、ピアノ本来の音を生み出す奏法なのだと思う。ショパンを、そしてラフマニノフを直に聴いてみたいものだ。日本公演を大きく期待する!