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 はじめに


  日本語でありながら漢字は難しい。書けないのはまだしも読めないのは困る。この本には四字熟語か
 ら故事、ことわざ、慣用句などの用例が取りあげられています。
  パラパラめくっているうちに、故事、ことわざ、四字熟語などが学べると同時に、表外読みも
 マスターできる、まさに一石二鳥の用例集です。

  読みは日本漢字能力検定協会発行「漢字必携一級」の常用漢字の表外読みを網羅しています。
  表内読みを対象にした本は枚挙にいとまがありません。然し表外読みまでを網羅したものは、皆無と
 いった状態です。では表外読みを知ることでどういったメリットがあるのでしょうか?それは、現在漠然とし
 か理解できていない言葉の意味がハッキリとしてくることです。通常使われている熟語に表外読みを
 知らないために、意味が漠然としか理解できていない熟語が沢山あるのです。

  例えば、「前回の雪辱を果たす」といった使い方をよくしますが、この「雪」の常用漢字表の読みは音読み
 の「セツ」と訓読みの「ゆき」だけですが、表外読みには「すす(ぐ)」、「そそ(ぐ)」という読みがでてきます。
 表外読みを知ることで、雪辱という言葉も「辱(はじ)を雪(すす)ぐ」と読むことができ、正に目から鱗が落ちる
 といった感じで言葉の意味が理解できるのです。
  表外読みをマスターすることが、漢字力アップの近道といえます。
  引き続き『漢字読み用例集〔U〕』(JIS第一水準の漢字)、『漢字読み用例集〔V〕』(JIS第二水準の漢字)
 を編集中です。ご期待ください!