2004年4月23日(金) 大阪厚生年金会館

大阪厚生年金会館 -SET.1-
Psycho Theme (intro tape)
Band History Video
1. As I Am
2. This Dying Soul
3. The Mirror - The Mirror (reprise)
4. Beyond This Life (with extended improve jam section)
5. Hollow Years (with extended guitar solo)
6. War Inside My Head (with new intro)
7. The Test That Stumped Them All
8. Endless Sacrifice
9. Finally Free

-INTERMISSION-
DAMNATION / OPETH (tape)

-SET.2-
1. Trial Of Tears
2. Caught In A Web (with drum solo / audience participation)
3. Another Day
4. A Fortune In Lies
5. Vacant
6. Stream Of Consciousness
7. In The Name Of God

-ENCORE-
1. Metropolis-Part.I
パンフレット表紙
 16:30分過ぎ、会場である大阪厚生年金会館に到着。道路を挟んで公園があり、そこにはもう結構な人が集まっています。勿論、ダフ屋もおり、当たり前ですが関西弁です(笑)。17:00くらいだったでしょうか、物販の先行発売が始まり、T-シャツ不持参だったKKDさんを「いいんすか〜?折角のライヴに着なくても?」とそそのかして列に並ぶ。僕もどのみちツアー・パンフは購入するつもりだったし。列に並んでると妙に仕切りが悪いのが気になる。係員の態度が結構横柄なのにもカチンときますなあ(笑)。並ぶ事しばし。ようやく順番が来て、僕はツアー・パンフを購入。KKDさんは白地に黒柄のT-シャツとパンフを購入。他にT-シャツは黒と紺が、あとロン-Tとパーカもありました。パーカは前の胸部分にマジェスティックシンボルが入っててて、後ろに「TRAIN OF THOUGHT」とデカい「04」が入っていてなかなかカッコよかったんですが、多分「綿60%・ポリエステル40%」とかで(笑)洗うと毛玉がバリバリ出来そうだから見送り。しかもかなり高いし、そもそも買っても着ないだろうし(笑)。そのまま会場内のトイレで用を足し、再び公園へ。とっくに17:30を過ぎていたと思います(開場は18:00)、ようやく整列が開始。会場の目の前で待ってたのに相当移動させられる。なんじゃ?この仕切りの悪さは。ハナからここで整列させるってのを明らかにしとけばいいだけの話なのに。整列中に撮影クルーの姿を発見、今後リリースが予定されてるDVDに特典映像として使うものを撮影してるんでしょう(後日談:「LIVE AT BUDOKAN」にバッチリ使われていました)。

 かなり待たされてから会場内へ。席に着いて時間を確認すると18:15を過ぎていました。座席は5列目ド真ん中だったんですが、オーケストラ・ピットに座席を設置していないため、最前列ですらかなりステージとの距離があるような状態。KKDさんも席でサーマルの上に先ほど買ったT-シャツを重ね着し開演を待ちます。いや〜、いつになく緊張するなあ。初めての土地で初めての会場で観るDTだからでしょうか。客入りも良好なようで、一階席だけでなく、二階、三階もかなり埋まってるようでした。一階ですら空席が目立った1995年の福岡サンパレス公演や2002年のメルパルクホール福岡公演に比べるとえらい違い。そりゃ福岡飛ばしたくなるわな〜・・・。

 そして定刻から10分程度過ぎた18:40ころに場内暗転。ヒッチコックの映画「サイコ」のテーマが流れ、その後"Band History Video"へ。すでに音のみは欧州レグ、北米レグの音源で耳にしていたものの、やはり映像を伴うと全然こちらに訴えるものが違いますね。かなり貴重な映像も交えたもので、ショウのオープニングには持って来いの映像だと思います。最後の"Losing Time”のアウトロがフェイド・アウト、ステージ左手にはマイアングの姿が!

 そのマイアングがおもむろにハーモニクスを多用したアルペジオを奏で出します。オープニング曲はもちろん"As I Am"。すぐさまへヴィなイントロ・セクションに入り照明も激しく、そして明るくなります。

ここでメンバーのファッション・チェック(笑)。
ラブリエ:シルクっぽい黒の長袖シャツに明るく色落ちしたブルージーンズ。靴は黒のサイドゴア(?)ブーツ。髪が大分薄くなったものの(苦笑)やはり痩せて見えます。
ぺトルーシ:OFFSPRINGあたりにいてもおかしくなさそうなトップ部分が金髪になっているツンツンした無造作ヘアスタイル。黒のピタっとした半袖T-シャツに太めの黒のカーゴパンツ、黒のワークブーツ。
マイアング:相変わらずきれいな黒い長い髪。黒の半袖T-シャツに黒の革パン。ラブリエと同じようなブーツ。
ルーデス:これまた黒の半袖T-シャツに黒のカーゴパンツ。
ポートノイ:黒のタンクトップ(リブ部分がグレー)に黒の短パン、黒のアクアソック(ナイキ)、KANGOLの帽子、ナイキのリストバンド。

 のっけからバンドの演奏も安定しており、ラブリエの調子も良さそうです。しかしホール・エコーが強くて、2年前のメルパルクホール福岡にくらべるとかなり聴きづらい音です。最後のフィードバック音でぺトルーシが変則チューニングの6弦ギターから7弦へすばやくすばやくチェンジ。続くは"This Dying Soul"。このあたりで気付いたんですが、ステージ右側のの馬鹿デカい卓はなんなんでしょう?普通見ませんよね。ぺトルーシの後方にはMESA/BOOGIEのキャビネットが復活。この曲でも演奏はタイト、ラブリエもよく声が出てています。さすが"The Glass Prison"の続編で、ライヴでさらにテンションが上昇している超へヴィでテクニカルな演奏にはブッたまげます。僕とKKDさんはいつもの調子で騒いでいたんですが、この辺で周囲から浮いてるのに気づく(苦笑)。大阪のオーディエンスってこんなものなんでしょうか?もっと騒がしい客を想像してたのでちょっと拍子抜けしました。

 しょっぱなから約20分強の畳み掛けるような演奏が続いて(まだ2曲しかやってませんが 笑)、ここで初めてブレイク。ラブリエが「コンバンワ〜オーサカ!モドッテコレテウレシイデス!」とMC。その後、英語のMCを挟んでから"The Mirror - The Mirror (reprise)"へ。ここでルーデスがチョンボ(苦笑)。出だしのコード弾きのキーを間違うという凡ミス。この曲はやるんだったらIMPホールかな?と思ってたのでちょっと意外でした。大好きな「AWAKE」からのへヴィな楽曲に僕のテンションも上がる一方。それに、この曲生で聴くのは9年ぶりなんですよね。

 次は"Beyond This Life"。今度はペトルーシが痛恨のミス!ペダルを踏み忘れてしまい最初の4、5音くらいをクリーン・トーンで弾いてしまうという・・・。しかし、やり直さずにそのまま続行。この日のペトルーシは変なミスが多かったように思えます。難しいパートよりもそれほどでもないところでミス・トーンをカマしたりしていました。中間部には"improve jam"を挿入して思いっきりストレッチ。ここでスクリーンにフランク・ザッパが登場。正直、あまり好きではないインプロですが、北米ツアーの音源で耳にしたものとは多少の変化はあったようです。ペトルーシのソロは早弾き主体でしたがあまり面白いフレーズはありませんでした。ルーデスはかなりコミカルな感じのフレージング。この辺からポートノイが「笑い」を取りに走りだしてました。

 "Hollow Years"はイントロにスパニッシュ風のギター・イントロが付け加えられていました。実はあまり好きな曲ではないんですが、ラブリエの歌唱の絶品っぷりを堪能できたのが◎。本当にバラードでの表現力は素晴らしいものがあります。ペトルーシはストレッチされたソロ・セクションでチョーキングしまくりのソロを弾き、即興気味のソロから半作曲のリード・ギター・パートに移行するセクションではラブリエが「John Petrucci!」と煽り場内から歓声。ベタで予定調和的な演出ですが、こういうのはやっぱりいいもんですね〜。

 結果的にこの日唯一となった「SIX DEGREES OF INNER TURBULENCE」からは、新しいイントロが付加された"War Inside My Head"〜"The Test That Stumped Them All"のメドレー。ルーデスのドラクエ音色(爆)はちょっと微妙ですが、へヴィなリフは強烈です。"The Test That Stumped Them All"では、2年前の福岡でペトルーシがソロをすっ飛ばすという失態を演じたのを思い出しましたが、この日は問題なし(笑)。

 ここで再び「TRAIN OF THOUGHT」からの楽曲。プレイされたのは"Endless Sacrifice"。この曲にはやはり伝統的なヘヴィメタルからの影響を強く感じます。終盤はまるでIRON MAIDENのようです。

 しかし、時間の経つのは本当に早いもので、あっという間に第一部ラスト。締めくくるのは"Finaly Free"。ここでまたもやペトルーシがペダルの踏み忘れ。イントロのアルペジオの頭でリヴァーブ系のエフェクトをかけそこなっていました。この曲は「WORLD TOURBULENCE 2002」でセットに入ってた"The Sprit CarriesOn"よりも好きな曲なのですごく嬉しい選曲でした。エンディングは「METROPOLIS 2000」仕様。スクリーンには"2000"の文字が映し出され、思わず4年前のDRUM LOGOS公演を思い出して目頭が熱くなりました。

 15分間の休憩中で流れていたのはOPETHの「DAMNATION」。前年に好んで聴いていたアルバムでちょっと嬉しい。スクリーンには機関車の画が映し出され「休憩終了まであと○分」みたいな表記が。この間にトイレと水分補給を済ませておく。

 第二部のオープニングは"Trial Of Tears"。良いメロディやフレーズも沢山あるんですが、やはりこの楽曲構成はあまりにも長すぎると思います。休憩に引き続きちょっとお休みタイム(爆)。その個人的に弛緩した空気を切り裂くように"Caught In A Web"!これまた9年振り!!興奮状態はいきなり頂点に。思わず大声で叫び飛び跳ねてしまいました。インスト・セクションに多少のアレンジの変更もありましたが、9年前と同じ入り方でドラム・ソロへ。残念ながら"Ah〜 Let's get ready to rumb〜le!"のサンプルは無し。このソロではポートノイがなんとドラムを一個外してステージを徘徊しながらのソロも披露(笑)。ドラム以外にも床やキットなどを叩きまくってました。そしてこの日最大のハプニング。なんと前の方で観ていた黄色のロンTを着た長髪の男性をステージに上げ、スティックを渡して一緒に叩かせる。なるほど、休憩中にオーケストラ・ピットに設置されたミニ・ステージはこのためだったのね。しかし、久々の"三本締め"(「ダダダン!ダダダン!ダダダン!ダン!」)をこの男性が叩いてくれない。さてはモグりだな?(笑)。ポートノイも「違うよ、違う!」って感じでした。最後に「ダンダダダンダン!」とポートノイが叩いて、男性が「ダン!ダン!」と叩いて締め。これで終わるかと思いきや、今度は一階席後方の男性をステージに上げ、今度はポートノイがダブル・ベースのキットに座り、男性をスモール・キットに座らせ掛け合いへ。ポートノイのキットに座れるなんて最高の思い出になったでしょうね。この流れは明らかに今後リリースされるというDVDの特典映像用でしょう(後日談その2:これも「LIVE AT THE BUDOKAN」に収録されました)。この長いソロ・タイムを終え"Caught In A Web"に戻るという流れでした。

 意外にも、この日最初となった「IMAGES AND WORDS」からの曲は"Another Day"。相変わらずルーデスのソプラノ・サックス風の音色がアレですが、もう僕は諦めました(苦笑)。しかしラブリエは本当によく声が出ています。ホール・エコーが強すぎて細かいニュアンスまでは聴き取れませんでしたが、いくつかブートを聴いた欧州/北米レグ時よりもさらに調子を上げてるようです。"Than surrender to the secret"のあとの"Oh〜O Oh〜"以外はオリジナルの音程がきっちり出ていました。

 ラブリエのバラードでの絶品の歌唱の余韻をいきなり切り裂くかのようにプレイされたのは"A Fotune In Lies"。名古屋でもプレイされていたので、"The Ones Who Help To Set The Sun"か"Only A Matter Of Time"かな?と思っていましたが、やはり名曲、思いっきり盛り上がってしまいました。ただ欲を言えば、名古屋のように"Metropolis-Part-1"の後にプレイして、「LIVE AT THE MARQUEE」風(「IMAGES AND TOURS」風)メドレーにしてくれたら涙モンだったのに(笑)。

 ここから本編は一気にクライマックスへ。まずは"Vacant"。ラブリエはここでも素晴らしく、トーン、表現力、ピッチ、本当に最高の歌唱でした。チェロのパートはペトルーシがペダルと深いヴィブラートを駆使して再現。そのままアルバムの流れ通り"Stream Of Consciousness"へ。イントロとアウトロのアルペジオはテープなようでした。この時にギターを持ち替えていました。「TRAIN OF THOUGHT」は変則チューニングの曲が多いのでライヴは大変ですね。この曲はMETALLICAの"Orion"へのオマージュを感じますが、"Orion"を生で聴いたらこのように心に訴えるんでしょうか?。本編ラストは"In The Name Of God"ということでアルバムの流れをキッチリと再現。この曲はCDで聴くよりも全然印象が良かったです。会場が一体となった"Oh〜Oh〜Oh〜"の唱和も本当に素晴らしかった。

 アンコールはイントロ・テープが流れた瞬間に大歓声と手拍子が起きる"Metropolis-Part.1"。いつも通りの演奏ですが、もっともDTらしいこの曲、演奏されて嬉しくないわけがありません。ラブリエもここ数年に比べるとフェイクをあまり使わずオリジナルに近いメロディで歌っています。好調による自信の現れでしょうね。インスト・パートで一旦ブレイク、そして暗転。結構な間のあとに照明が戻るとペトルーシがいない!。よく観ると、なんと寝っ転がって弾いてる!これには場内大爆笑!ラブリエも加わり、「マイアングもやれよ」みたいな雰囲気でしたが、さすがにシャイなマイアング、思わず苦笑い。そのまましばらく寝転んで歌うラブリエ(笑)。さすがに10時近くになっていたのでこの日はこれで終了。特に明日の予告みたいなのはありませんでした。

 振り返ると、この日のショウは「TRAIN OF THOGHT WORLD TOUR」では比較的スタティックな"regular show about 3hours"ということになるんでしょうが、オーディエンスをステージに上げてのドラム・ソロ、珍しくアルバム通りの流れでプレイされた"Vacant"〜"Stream Of Consciousness"〜"In The Name Of God"など、何気に「プチ・スペシャル」な要素も盛り込んであって、そういった意味でも観ることができてよかったなあ、と思えるショウでした。 

 あと、ラブリエは水を飲みまくっていました。KKDさん曰く「糖尿か?」だって(笑)。まあ、水飲んだ後は必ずアルミ水筒にも口をつけてたので(中身はハチミツ紅茶かなんか?※「LINE AT BUDOKAN」でハチミツ湯と判明)、喉のコンディションを保つ秘訣なんでしょうね。

 しかし約3時間、全然長く感じなかったです。もっとやってくれ〜!!!

 ※参考ブートレッグ:「IT'S OVER YOUR HEAD」(Sylph:SY-0593)

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