防音室・防音工事のサイレントデザイン


ピアノ・楽器・生活音の大きさと防音室

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音の大きさ〔音圧〕

楽器やピアノの音の耳への感じ方は、聴力や主観、必要性によって個人差があります。

下記の表は楽器や日常の音が、どのくらいの大きさかを目安にしています。dB(デシベル)は音の大きさを表しています。なお、下記のデーターについての転記等については、サイト閲覧のご注意事項をご覧ください。

この表でも解かる様に、音の室内環境も50dB以下ですと、かなり落ち着いた静かな生活が保てる範囲となりそうですね。しかし個人によって音の感じ方はかなりの差が生じます。

それにより何処までが騒音でなくて安心したレベルなのかは、一概に判断するのは難しいと思いますが、行政により一応の騒音のレベルは決められています。

たとえば人間の通常の会話音は60〜70dBですが、騒音に感じる人はあまりいません。しかし楽器の音60〜70dBが発生している場合は、耳には音が会話よりも高く聴こえ、騒音と感じる場合もあります。同じ音の大きさなのに、必要性や個人の音や趣向の好みによって差が生じます。

騒音は感情的な部分が多いので、一概に安心レベルと言えないことがありますので、注意しなければなりません。この様に音に関する問題は複雑で、心理状態や個人差も大きいのが特徴です。

音の大きさが80dB以上になりましたら、防音室・防音工事で騒音対策を考える対象になるのではと考えられます。65dB以下ですと、空気が存在していて生活範囲内ですので、特に防音対策は考えなくても良いのではと思います。ただし低周波等の音圧等の特殊な場合は対策が必要です。

音の大きさDATA 
音の大きさ 音の対象(距離) 音の対象(距離)
130dB 生ドラム・ロックバンド・パーカッション・コンガ 落雷・聴覚器官にダメージの影響が大きいライン
120dB テナーサックス・オペラ歌手・ライブハウス ジェット機(200m)・新幹線鉄橋・F1コース〔50m〕
110dB アルトサックス・ピアノプロ・声楽アマ・金管楽器 ジェット機(600m)・自動車の警笛(2m)
100dB ピアノアマ・プロボーカル・ファゴット・ハープ・吹奏楽〔20m〕 地下の構内・地下繁華街の音・犬の声(1m)
90dB ピアノ低学年・クラリネット・アマボーカル・フルート・ヴァイオリン 地下鉄車中・パチンコ店内・滝の音(近く)
85dB フォークギター・オーボエ・チェロ 大型トラックのモーター音
80dB ステレオ中音量・クラッシックギター・ヴァイオリン子供 ボーリング場・機械工場の音・大型幹線道路
70dB 掃除機・夕立・潮騒・普通会話・テレビ中音・テレビ普通音 新幹線内・乗用車内・静かなレストラン内
60dB 一般的な家庭の朝・テレビ小音・小さな会話・大型クーラー 学校の授業・銀行内の音・office事務所
50dB とても静かな環境のライン・換気扇・住宅のエアコン〔空調の音〕 静かな室内〔図書館・博物館〕・空調・クーラー
45dB ささやき声・鼻息・小雨の音・すやすや居眠り・防音用換気扇 昼の住宅街・コオロギの遠音・換気扇
35dB 洋服を着る音・静寂・人の吐息・かすかな空気音 夜の住宅街の静けさ・録音スタジオ
20dB やっと音として聴こえる程度・消しゴムの音・無音に近い状態 呼吸する音・雪の降る音・木の葉のそよぎ
10dB 聴こえる事の出来る限界(超サイレントな世界) 無音に近い・無響室・蝶の羽ばたき・髪のそよぎ

静けさの推奨値

下記の表は、各室内がどれだけ静かだったら良いかをdB(音圧)で表した、静けさの推奨値です。無響室の20dBの音とはまったく聴こえない範囲です。人が生活する上では、空気の流通が絶対必要ですので、空気流通音・人の吐息・空調機や換気扇のかすかな音でも40〜50dB位の音がありますが、50dB程度ですと、とても静かな範囲で騒音とは言えないレベルです。(騒音対策課題)

室内形態 最適な音(デシベル・dB)の範囲・500ヘルツ
無響室(まったく響きの無い部屋) 20dB以下
録音スタジオ ・アナウンススタジオ・ 聴力検査室・聴覚検査室 40dB
ラジオスタジオ・特別病棟・ICU 45dB
テレビスタジオ・手術室・書斎・重役室・劇場・舞台・公会堂・音楽教室 45dB
映画館(休憩中)・プラネタリウム(休憩中)・礼拝堂・寝室・客室・応接室・
美術館・博物館・宝石美術店・ホテル
55dB
教室・体育館・ロビー・レストラン・銀行・一般事務室・OFFICE・ショールーム 55dB以上

音の定義(音響知識)

簡単には、空気の振動が、何らかの物体を通して【音波】elastic wave となって、聴覚に伝わる範囲の現象を音としています。この様に耳に聞こえなければ音ではなく、単なる物理的に音波としています。

直接・間接な音源振動【叩く・吹く・触る・蹴る・撫でる・擦る】等の行為や音を伝える物体・気体・液体・固体〔媒質〕等の影響で、空気中【媒質中】の粒子が連続的に分散伝搬し速度変化を起こし、縦波【疎密波】の音波エネルギーとなって、私達の耳の聴覚器官に圧力変化〔音圧〕sound pressureとして達して、骨・神経器官・鼓膜等を通じ、脳に信号を送り、各周波数で形成された結果を、として感じてます。

音波の有る空間〔室内・室外・空間等〕を【音場】acoustic [sound] fieldと言います。音って1秒間に空気中で340m(15℃)、水中で1500m,も進む事が一般的に知られてます。この一秒間に音の進む長さはC(m/s)で表してます。この様に音は空気の有る場所で存在する現象です。ちなみに真空の宇宙では、星の爆発音も聞こえません。映画の世界では聴こえてますが・・・。

音の大きさと防音室の遮音性能

例えば防音室の遮音性能が40dBとしたら、管楽器の中でも音が一番大きなアルトサックスの音が110dBですから110−40=70dBの音が防音室の外には聴こえてしまいます。

70dBの音と云うと普通の会話やテレビの音の大きさですが、耳に聞こえる感覚では、音の大きなアルトサックスの音圧が半分程度になった様に聞こえます。

そしてこの70dBの音が建物の本来持っている遮音性能により、さらに減音され遮音性能が加味されます。しかしこの様に防音を施したとしても、快適な社会生活を送るには、演奏時間の配慮も必要ですし、周りからのご理解も深めておきましょう。どんなに貴方の演奏や音楽が素晴らしくても、それを理解してくれなければ、たった少しの音でも、ただの騒音で不快に感じられてしまいます。

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