
ドラム・打楽器の騒音対策
防音工事・防音室
noise
treatment(drum)
■生ドラム・打楽器の騒音対策 生ドラムの音は、楽器の中でも最大級です。音圧としては130dB前後でしょう。周波数帯域としては、バスドラの低域からシンバルの高域まで幅広く、特に固体伝搬音や、振動抑制への注意が必要になります。遮音性能は−55dBから−75dBが必要です。通常のピアノ仕様の比較的遮音性能の低い35dBの仕様では無理があります。 ![]() 以前に、5階建てのビルの地下にドラムの演奏室を、楽器店に依頼して作ってもらったお客さまから、ビルの最上階まで響いてしまい、お困りの相談に対応した事がありますが、決してこれは特殊な例ではありません。 それだけ生ドラムの防音工事の場合は、細心の注意が必要になります。ここの場合はコンクリートで囲まれていて、遮音的には良い素材なのですが、逆にコンクリートは振動を伝えやすい素材なので、振動の抑制や、吸音処理が上手く計画されてないと、このような結果となってしまいます。 特にバスタム・バスドラの低音域・低周波帯域から来る音圧と振動は強烈です。質量則で重い素材を使っただけでは、低域振動「固体伝搬音」を止めるのは困難です。 これらを止めるには、素材の選定と特殊な施工技術が必要です。上記の写真は8畳の御部屋の中に四畳程度の広さの防音室を設置した例です。価格は、必要面積と遮音性能で決まります。 ドラムの防音は防音工事でも価格も高い上に、通常の建設会社でも失敗する事が多いやっかいな工事です。防音の業者の中には、防音室で住宅でもドラムも24時間演奏が大丈夫と宣伝している会社がありますが、非常に恐ろしい事です。単体の防音室だけでは防ぎきれません。かなりのドラム専用の防音工事が必要になります。 ■ヤマハ・ローランド等のサイレントやエレキドラムの騒音対策 eleドラムの音の場合は、ある程度ボリュームの装置で音圧のコントロールが出来ますので、調整しながら、防音室を使用する事が可能です。生ドラムの様に常に130dB前後の音が出ないので、楽かとは思われがちですが、HEADPHONEでボリュームを出さない場合でも、ドラムを打つ時のコンコンと言う音は80dB程度は出ると思います。80dBですとacousticギターと同等の音のボリュームとなると思います。ただし周波数帯域が異なりますので、聴感覚的にはまったく違った音として伝わります。一番気を付けたいのが、バスドラ・タム系の床に対しての音の伝達、固体伝搬音になると予測されます。そのため振動抑制への配慮も同時に必要になります。 当社の組立式防音室35dBで、ローランドやヤマハのsilentやelectric ・ドラムでご使用の方は何人かおりましたが、皆さん独自に考えた方法で固体伝搬音の処理をしてました。一番多かったのが防音室の床の下に防振のゴムを敷いて、床上には厚手の絨毯で対応なされている方が多かったようです。防振ゴムですが東急ハンズ等にある様です。又、市販のドラム専用の防振製品や変わった所では、すのこを敷いてる方もおりました。やはりE・drumの場合でも皆さん独自に対応されているのが現状でございます。 それから、クレームの来ない程度との事でございますが、お隣りの人の感受性によってクレームの来ない程度は異なりますので、蚊のなく様な音でも騒音と感じる方もいますし、大きな音でも気にならない人もいます。又、使用されるお時間や、日頃のお隣りとのコミュニケーションの程度によっても異なりますので一概に判断は出来ませんが、一般的なドラム防音室の場合は以上の点がポイントとなります。 提供 サイレントデザイン |
