2009年3都市全て公演は終了しました。   

          作 北村想  演出 小林正和

「アチャコ」
一つとせ ひとさへひとにとどまらぬ

 一期一会のひとでした

 二つとせ ふたりで生きても楽じゃナイ

 契ってみたとてなんになる

 三つとせ みすぎよすぎの世の中は

 アテにならないことばかり

 四つとせ 世渡り上手といわれたきゃ

 おためごかしで舌を出せ

 五つとせ 命がけとはいうけれど

 あちらもこちらも嘘ばかり

 六つとせ 無理を通して無茶をして

 バカといわれて死んでいく

 七つとせ 泣きの涙も枯れはてて

 信じたあんたに背をむける

 八つとせ やむにやまれぬことばかり

 ゆるしてくれよとおがみます

 九つとせ 今度この世に生まれたら

 どうかかんべん願います

 十とせ とうとうこれでおわりです

 おさらばみなさん さようなら

 ああ さようなら

小林正和のインタビューがサイトに載りました。

見てみて下さい。
http://nagoyatrouper.com/interview/023/


東京公演の劇評が出ました


     劇評「博覧強記のリテレート」   片山雄一氏(NEVER LOSE 作/演出)


http://www.wonderlands.jp/archives/category/ka/katayama-yuichi/

                       小劇場レビューマガジン「週刊マガジン・ワンダーランド」より抜粋

・・・『アチャコ』は、当初はもしか花菱アチャコのことかと思ったが、話しが進むにつれ、全く関係ないどころかアチャコの意味するところすらよく解らない。しかもアチャコとアチャラカは違うらしい。真面目に観ようとすればクモの巣にでも引っかかったように???といつのまにか罠でぐるぐると巻かれてしまう。
登場人物は5人のはずなのにいつの間にやら6人目が出ていたり、洒落や言葉遊びは当たり前、演劇のメタ構造から踊りや歌、お下劣お下品な言葉とシーンのオンパレード、リーディングからチャバラ、唐十郎作品の説明や麿赤児の読み方まで出て来る。
勿論そんな元ネタが解らなくても十二分に楽しめる、いい年した大人が思い切りフザケている芝居であった。


・・・・・・・・・・どうも、こちらが本気で観ようとせざるを得ない状況に追い込みながらも、肩すかしを食ら


わされ、「ゲラゲラアッハッハ」という笑いでは無く、大人の笑いというかなんというか「くすくす」「まあ」


「いやぁね、もう」という空気に変えさせられる。


しかもまたその肩すかしも、本気とも冗談とも取れる、博覧強記の肩すかしだ。


演出の小林と俳優達はその戯曲を熱くもぬるくも無くまさに「いい加減」にコントロールする。・・・・