土と肥料(第1話)  
          
作物を栽培する上で「土」が非常に大切であることはみなさんご存じのとおりです。

 これから土と肥料についてお話していきます。

土の三相

「土」は何からできているのでしょうか?。あまりにも色々なものがふくまれていて簡

単に説明しにくいので、大ざっぱにまとめてみました。

「土」は「土の粒子(土の本体)」と、ちいさな粒子が集まったその「すきま」からでき

ています。「土の粒子」は砂や粘土などの無機物と、腐植などの有機物からできていま

す。これらは固体でできているため、「固相」とよばれます。「すきま」の方はとい

うと「空気」と「水」からでていて、それぞれ「気相」「液相」とよばれます。

これら固相・気相・液相を総称して「土の三相とよんでいます。

三相の役割

「土の三相」は、作物の生育(特に根)に大きな影響を及ぼします。固相に含まれる粘土

や腐植は、養分を一時的にたくわえ、植物に徐々に養分を供給するはたらきがありま

す。また、気相と液相は、作物の根に酸素や水および固相にたくわえられた養分を供給

することができます。

土の三相の割合は、作物の根への養分・酸素・水分の供給のバランスや、根の伸びやす

さを決定し、作物の生育に影響を与えます。

土の三相の割合を「三相分布」とよびます。一般的な畑で、最適な土の三相分布は、

固相40%・気相30%・液相30%」といわれます。畑を耕すのは「気相」の割合を増やす

効果があります。

また、適度な堆肥は「三相分布」を最適に保つ効果があります。

なんか難しくなりましたが、種をまく前や、苗を植える前に畑を耕すのは、

   水・酸素・肥料を作物が気持ちよく吸収してもらうためです。

土の三相
                                                                                
 
気 相  空気
液 相  水
固 相  無機物   砂・粘土
 有機物   堆肥・腐葉土




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